お隣の国にショートトリップ : LCC乗り継ぎでチェンマイに行ってみた 前編

マンネリ化を打破するため、衝動的にチェンマイ旅行を計画してみました。もちろん、金がないのでLCCで!

タイ北部の古都・チェンマイ。プノンペンから行くには69通りのルートがあると言われていますが、時間の関係で陸路移動は全て却下。空路に絞りました。しかも安く!

直行便はありませんので、まずはバンコクへ飛びます。プノンペンからバンコクまで、エアアジアで片道50ドル弱。ちょっと高めのバンコクエアもアリですが、国内線のLCCはドンムアン空港発着。スワンナプーム空港とドンムアン空港はシャトルバスで一時間と結構離れていますので、ドンムアン発着のエアアジアがお勧めです。

プノンペン国際空港。朝八時のエアアジアに搭乗します。相変わらずシートピッチがピチピチですが、約一時間ぽっちの所要時間。ぐっと堪えて目を閉じましょう。

かつてタイの玄関口だった懐かしきドンムアン空港も、今やLCC専用空港。建物はほぼ昔のまま。煤け具合は半端ありません。目頭を抑えつつ、昔ながらのイミグレを通過。預け荷物の受け取り場も昔のまま。天井には大穴が……。

チェンマイ行きの乗り継ぎまで二時間強あります。バンコク市内行きのエアポートバスは廃止され、移動はタクシー、列車、市バスのみ。もっとも二時間では行って帰って終わりなので、空港周辺を散歩するに留めました。

かさばる荷物を空港に預け、アマリ・ドンムアンホテルに続く陸橋を渡り、途中の分岐点で殺風景な方に進みます。眼下に線路を眺め、陸橋を降りて町をウロウロ。

炎天下の中、小一時間歩きまわった感想を述べるなら、セブンイレブンとこじんまりした食堂街、高僧の蝋人形が陳列された変な雑貨屋。金庫専門店。町の見どころはこの程度でしょうか?

そこはかとない脱力感を味わった後は、駅構内を経由して空港に帰参します。連絡陸橋はところどころ屋根が剥がれ落ちて崩壊寸前といった感じ。これで怪我したら誰が責任取ってくれるんだろう……。
後編に続く
(文・クーロン黒沢)

ドンムアン駅

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