プノンペン中心部の新築マンション7万ドル? 建築展示会に行ってきた!

設計施工からアフターサービスまで、毎度おなじみ建築系ごった煮イベントで日系企業の勇姿を発見!

プノンペンの「東京ビッグサイト」こと、ダイヤモンドアイランド展示場で建築関連展示会 “CAMBUILD’13” が開催されました。

こちらのイベント、設計施工、セメント資材から内装、仕上げのIT環境までなんでもござれのごった煮イベントでありまして、会場の一角では、なぜかカンボジア初上陸というドイツビールの即売会まで行われていました。打ち上げ用にどうぞってか?

イベント初日の平日ということで客入りはまばらでしたが、カンボジアの展示会は午後から夕方にかけて人が入るため、展示員も準備運動といった感じです。

カンボジア地元企業のほか、中国、台湾、マレーシア、シンガポールなど幅広い会社が参加しています。電動工具のマキタ、ポンプの鶴見製作所、エアコンのダイキンなど、我らが日本企業の姿もチラホラ。建設ラッシュに湧くカンボジアの勢いに乗り遅れまいという意気込みを感じます。

出展した日本企業のスタッフ曰く「カンボジアは隣のタイやベトナムに比べ小さな市場ですが、先行投資的な意味で出展しました」とのこと。

カンボジアの独特な流通システムに関しては「担当窓口の人次第で値段が変わりますから、会社として明記できないお金もかかります。その手のことはローカルスタッフに任せるしか無いですね」と苦笑い。

総選挙後、ローカル市場の客足が減り、工場では工員が田舎に戻ったまま帰ってこなくなったりと、少なからず経済に影響が出ていますが、建築業界にも買い控えムードが広まっているとのこと。

そんな辛気臭い実経済はお構いなしとばかり、イケイケの開発業者も多数見かけました。瞳をぎらつかせた若い販売員が、濁った目の親父に必死で喰らいついておりました。

参考までに、プノンペンの超一等地、オリンピックスタジアム敷地内にカナディア銀行が建設中の「オリンピアシティ」ですが、一番安いお部屋で7万ドル。今だけ価格だそうです……。むむむっ、安いかも……。

興味をお持ちの皆さん。販売事務所は大阪万博パビリオン風なカンボジア・オリンピック協会ビルの真横です。
(文・木村五兵衛)



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