高嶺の花 : KTMショールーム・イン・プノンペン
オーストリアの高級バイクメーカー、KTM社のショップがオープンしたよ!
欲しがりません。勝つまでは!
日本人なのに外国バイクに興味持ってすみません。売国奴のそしりは甘んじて受けます。ホンダドリーム、ヤマハスクーピー、スズキスマッシュ──。嗚呼右を見ても左を見ても、日本バイクが溢れるプノンペン。
あまりに似たようなバイクだらけ、駐輪場で己の愛車を見失い、途方に暮れることも日々の日常。一目でそれと分かる個性的なバイクが欲しい。そんな貴方にKTM! 先の10月、プノンペンのど真ん中に、オーストリアのバイクメーカーKTM社のショールームが完成しました。シハヌーク通りからパスツール通りを南下して三軒目の右側。高級スポーツクラブの脇で、先日潰れたアディダスショップがあったところです。
取材に訪れたのはまだ正式オープン前。緩衝材に包まれた新品ホヤホヤのバイクがずらりと並んでいるだけの殺風景な光景でしたが、それでもド派手なバイクを眺めるだけでテンション上がります。中でも気になったのは “DUKE200″。排気量200ccは若干物足りない気もしますが、プノンペンの街乗りなら充分過ぎるほどで取り回しも楽そう。
ここ最近、格段に良くなったプノンペンの道路事情。どこのお大尽か、1000ccオーバーのレーサーバイクもよく目につくようになりました。高い位置にマフラーがあるせいか、後ろに付くと信号待ちでバンバン顔に排気が当たりイライラしますが、正直言ってイライラ8割、羨ましい2割といったところ。いつかは俺も……と、信号が青に変わるまでの束の間のひととき、夢見る少女のような気分になってしまいます。値段の問題があるので願望止まりですが。
で、昔は憧れのヨーロピアンバイクだったKTMですが、実はいつの間にかインドのバジャージ社が筆頭株主。パジャージ? どっかで聞いた名前だなと思いきや、実は これ を作ってるあの会社だったりして……。
金があったら、あのオートリキシャとDUKE200。どっちかな──と真剣に悩む自分が恥ずかしいです。
(文・本因坊)
KTMショールーム
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ごめんなさい。最近邪念が出て凡ミスが多いです。クマエ男子も近頃急にナヨッてきました。昔は小太りの短髪カエル顔が鉄板だったのに。
今とぎの男の子にとって、大型バイクとスマフォそれにMILK GREEN TEAみたいにクーラーの効いたカフェが三種の神器でしょう。
私の知人も警察の経理係の分際で2千5百ドルもするホンダの223ccでブイブイ言わせています。
ところでヤマハのスクーターはFINO、スクーピーはホンダですから。