プノンペンどくだみ荘物語
プノンペンどくだみ荘物語:徳間文庫:2003年
カンボジア・プノンペンのそこはかとなく暗い下町(?)に佇む、じめついたシェアハウスを舞台に「百獣の王」を目指す愛すべき男(日本人)たちが日々、 資金繰りに苦悩する様を描いた長編スペクタクルロマン。
黒い大使館にひきよせられる奇人・変人たち。間髪いれず襲い掛かる猟奇的なトラブルの津波。かわいらしい愛犬を殺人マシーンに凶暴化する方法、全く新しい狂犬の散歩法、リハビリの極意、ヤク中との付き合い方など、実生活に役立つちょっと嬉しい豆知識も盛り沢山。
余談ですが「あとがき」を書いたものの、入稿するの忘れてた。出版されてから気が付きました。そんな本です。いつかこれ、シックスサマナで最初から書き直したいなあ……。
(文・クーロン黒沢)