ゼリーはじめて物語・イン・チャイナ

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ご無沙汰してます。今日は頂き物のネタ。中国在住のCさん(仮名)から送られてきた大陸ゼリー工場の風景。

僕たちがおやつに食べている中国製ゼリーは、こんな人たちが心を込めて作ってくれているんだなあ。と感無量になること請け合い。さてと、美味しいゼリーの紀元を探るたびにいよいよ出発! それ! クルクルバビンチョパベッペポ、ヒヤヒヤドキンチョの──。30歳以上の方にしかわからないネタですが、わからなけりゃ検索してみろ!

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ロングおじさんの声で……「さあ、ここが中国××省の山奥にあるゼリー工場だ」
お姉さん「なんだか殺風景ね」
モグタン「どうして山奥にあるの?」
ロングおじさん「山奥だと民工が安くこきつかえるからだよ」

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お姉さん「左の人、ゼリーをつまみ食いしてるわね」
モグタン「そりゃそうさ。安月給じゃメシも喰えないから奴らにとっちゃ死活問題なのさ。それよか、手がドロドロなのがすごいねえ……手袋つけてるの一人しかいないよ!」
ロングおじさん「ひとりでもいるだけマシさ」

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お姉さん「これは何をしてるの?」
ロングおじさん「さあね……」

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モグタン「うわーっ。ゼリーの色って、こうやってつけてたんだ!」
お姉さん「赤や黄色。色とりどりね!」
ロングおじさん「民工のさじかげんひとつで、色が決まるというわけだね」

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モグタン「ここでは、ゼリーを型で固めているみたいだね」
お姉さん「人力でやってるんだ」
ロングおじさん「機械を使うより民工を使うほうが安いんだよ。機械はメンテが必要だけど、民工は使い捨てだからね」

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モグタン「ここでは、お湯でゼリーを固めているんだ」
お姉さん「お湯の色がシチューみたいになってるけど……」
ロングおじさん「細かいことは気にしない!」

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お姉さん「この女の子はなにをしているの?」
モグタン「おそらく、不良品を選別してるんじゃないのかなあ?」
ロングおじさん「全部不良品に見えなくもないけど、きれいに包んでしまえば幾らでもごまかせるからね」
(文・クーロン黒沢)



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