カンボジアトイレ百景 : 謎に包まれた首相府のトイレに潜入!

フンセン首相も使っているとかいないとか……? 首相府のおトイレ、お見せします!

ロシア通り沿いにそびえ立つ巨大建築物。フンセン首相の居城、首相府です。首相府のおトイレですから当然綺麗です。あまりの怖さにおしっこひっかける奴なんて、皆無なんでしょうね……。

流石は国を代表する建物。大便器、小便器ともにワールドスタンダードのTOTOを用い、むろん手洗い洗面台に至るまで全てががTOTOで統一。日本人として誇らしい限りです。余談ですが、世界のおトイレシェアを二分するTOTOとINAX。元は同じ会社なんですよ。知ってましたか?

さて、おトイレにお邪魔しましょう。小便器には自動水洗機能が搭載され、快適そのものです。ただ、若干位置が低く、腰を微妙にかがめないといけないのがネックです。もう少し高ければ100点だったのに、87点!

個室は必要最低限にして十分な広さ。首相面会前のお色直しも完璧です。重要会議や会談で急に下っ腹が差し込んでも、思う存分リラックスできます。

このおトイレ、用を足した後のケアも良い感じです。手洗いカランも全自動。日本では大体どこでも定着済ですが、カンボジアではまだめずらしい。ペーパータオルも満タン状態。重要書類を濡らさず済みますね!

このほか、小林製薬の大ヒット&ロングセラー商品「ブルーレット置くだけ」を思い起こさせる、鮮やかなブルーの洗浄剤にも触れておかなくてはいけません。

唯一悲しい気分になったのは、一番手前の個室、水を流すコックが破損していたことです。設備担当者の身の安全を案じてやみません。一刻も早い補修を勧告して、筆を置かせていただく次第であります。
(文・木村五衛兵)



“カンボジアトイレ百景 : 謎に包まれた首相府のトイレに潜入!” への1件のコメント

  1. 保田 より:

    あなたのテーマが魅力的だった。

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