2000万円ではない。2000ドルで建つカンボジアの住宅展!

日本の皆さん。2000万円じゃありません。2000ドルですよ! 2000ドル!

5月17日~23日。プノンペン市内のギャラリー「メタハウス」にて、「カンボジア人低所得者向け住宅」のコンペ展がひっそり開催されました。コンペの条件は──

・建材費2000ドル以下
・短期間で建設できる
・カンボジアの気候、風土に適応している

建材費2000ドルって、日本なら、イケアかニトリでちょっと買い物して20万円。家具しか買えません……という過酷な条件のなか、世界中から600点を超える作品が集まり、最終的に3点の案が優秀作として選出されました。

Wet + Dry House
by Mary Ann Jackson, Ralph Green, Muhammad Kamil and Nick Shearman from Australian firm Visionary Design Development Pty Ltd.,

Courtyard House
by Jess Lumley & Alexander Koller from the UK

Open Embrace
by Keith Greenwald and Lisa Ekle from USA

どのプランも、木材、竹、レンガ、トタンなど、カンボジア国内で容易に、かつ安価で入手できる材料を利用。建材費2000ドルというシビアな条件をクリア。

加えて、洪水に対応する高床式プラン、雨水集積システム、天然素材を利用した可動式壁、雨戸を利用した天日干しスペースなど、実用的アイディアが盛り込まれています。

コンペ展は終わってしまいましたが、優秀作品は今年中にカンボジアで実際に建設される予定。主催団体は建築体験ツアーを企画したり、建築ボランティアを募集するようです。

定年退職して年金でぷらぷらしてるけど、ちょっと刺激が欲しいなあ。いい汗かきたいなと思った元・建築業界の親父さんたち。ひと肌抜いでみますか?
(文・本因坊)

META HOUSE

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“2000万円ではない。2000ドルで建つカンボジアの住宅展!” への3件のフィードバック

  1. @amswtwt より:

    2000万円ではない。2000ドルで建つカンボジアの住宅展! http://t.co/Dc61jZo3Sk

  2. @mski_53x11T より:

    2000万円ではない。2000ドルで建つカンボジアの住宅展! http://t.co/5omY7KxqK0

  3. おっと、洒落てるじゃないですか。組み立てキットみたい。@kurosawa6502 2000万円ではない。2000ドルで建つカンボジアの住宅展! http://t.co/s3gHz2Gkgs

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