働く緊急車両 : 暗黒の国道4号線で活躍する日本の救急車!

国道4号線。スピード狂の無鉄砲なドライバーが己のスーパーテクを競い合う、カンボジア有数の危険な国道です。

3月18日夜、事故の多さで悪名高いプノンペン〜シハヌークビルを結ぶ国道4号線で、停車中のコンテナトラックに乗用車が追突する事故が発生しました!

午後7時半頃、事故発生の報告を受け、シハヌークビル州コンポンセイラ郡のジャングルにある「グラフィス診療所」(CDEP&SBSI)から救急車が出動。診療所から8キロの事故現場から、骨折した重傷男性を100キロ以上離れた国立病院へ搬送。この救急車、実は日本から寄贈されたものです。

国立病院では、SBSI(認定NPO法人サイド・バイ・サイド・インターナショナル)カンボジア事務所スタッフ、およびグラフィス診療所所長が待機。緊急対応を補助。重傷男性の家族の話によると、道路前方で急停車したコンテナ車を発見。衝突を回避しようとしたものの、別の車が横にいたため避けきれず衝突したとのこと。

グラフィス診療所では15日夜にも、国道4号線の自動車事故で負傷した外国人夫婦をプノンペンに搬送するなど、忙しい1週間となりました。

SBSIは1997年から救急車・消防車などの緊急車両、医療機器、医薬品の輸送や寄贈を実施。国立病院を中心とする救急隊強化や119番指令室支援などを通して、カンボジア政府の進める全国緊急医療システム構築事業に携わっています。
(写真提供・SBSI)



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