今日の小ネタ : チャレンジ自営業 新たなビジネスチャンスの予感が?
好景気に湧くプノンペン。脱サラを目指し、そして挫折した人の墓標を見つけました。
廃屋のような建物の前に打ち捨てられた一台のバイク直結移動屋台。商品は積まれておらず空状態。ショーケースに読みにくい青色で記された「コーヒー売ります」の文字が哀愁を誘います。
引き千切り跡も生々しいダンボールの切れ端には「売ります」の表示。そうです、コーヒーではなく屋台そのものが売りに出されていたのです。
残念なことに値段は書いてありません。気になって電話をかけてみると「130ドル」という微妙な答えが返ってきました。参考までに、バイクを含まない屋台のみの価格。普通に作れば400ドルはしますので、格安といえば格安かも。
コーヒー豆とコップさえあれば、明日から商売を始めることも可能です。いかにも気軽な商売ですが、気軽すぎて確固たるビジョンが無かったのが敗因だったのかもしれません。
(文・クーロン黒沢)